一般社団法人エゾシカ協会

釧路通信2013年1月


皆さん、明けましておめでとうございます。

今年も釧路からエゾシカ関連のトピックスをお届けしていきますので、どうぞお付き合い下さい。

年末12月は忘年会やクリスマスなど宴会シーズンという事もあり、こちら釧路も賑やかでした。

今年は、はるばる長野県からシカの有効活用研究を目的とした「信州チーム」の皆さんが、釧路地域の様子を視察に来られました。

信州大学のT先生をはじめ、ハンターさんや商工会の方など総勢6名。

せっかくなので、釧路シカ会との交流もという事で一次会・二次会と、熱気溢れる懇親会となりました。

「信州チーム」の皆さんにとって、釧路地域のエゾシカ有効活用に対する取り組みは、想像以上に盛り上がっていると感じて頂いたようです。

これはとても嬉しい反面、背筋を正したいような気持ちにもなりました。

その数日後には、エゾシカ協会の近藤会長と井田事務局長が共に来釧。シカ会メンバーと、またまた深夜まで熱く語り合いました。

さらに数日後、NHK釧路放送局主催のガレットレシピコンテストで、北泉開発さんのエゾシカミンチ肉を使ったレシピが優秀賞を受賞。

レシピ考案者は札幌在住のシカ会メンバーで、シカ会にとっても嬉しいニュースとなりました。

クリスマスといえば、女性ハンターを中心とした団体「TWIN」のクリスマスパーティも、釧路のフレンチレストランで開催されました。

全道から会員が集結し、狩猟の話題からお互いの近況報告、その他様々な話題が飛び交い大盛況でした。お楽しみのメイン料理は、もちろんエゾシカ。オスの成獣1頭丸ごとを、鮮やかなシェフの技で素晴らしいフルコース料理で頂く事ができました。

やや飲みすぎ、食べ過ぎの感がある12月ではありましたが、「クリスマスや年末・年始のご馳走にエゾシカを!」

こんなキャッチフレーズがメジャーになる日も、そう遠く無いのでは……と感じた昨年末でした。

さて最後は、釧路地域のエゾシカ食文化を牽引するお店を紹介して終わりにしたいと思います。

自家製麺が自慢のラーメン店「麺や北町」。

こちらのお店は、エゾシカ肉のミンチを使った肉味噌とゴマ風味スープが見事に融合した「エゾシカタンタン」を提供しています。

昨年の夏に開催された「釧路ラーメンフェスティバル」では、麻婆豆腐をアレンジしたエゾシカラーメンを提供し、注目されました。

ご店主曰く「エゾシカの浸透はまだまだ……」との事ですが、エゾシカタンタンはコンスタントに注文が入る定番メニューになっています。

さらに、毎月「勝手シカの日」と銘打って「エゾシカカレー」を提供しています。(※写真は、店内看板です)

北町さんは「シカの日」参加店ですが、火曜日が定休日のため曜日をずらして「シカの日」を展開しているのです。

このエゾシカカレーが評判で、最近ではほとんど完売してしまうそうです。

釧路にお越しの際、タイミングが合えばこの人気のエゾシカカレーを食べてみて下さい。もちろんエゾシカタンタンも、食べ逃しなく!

麺や北町
釧路市鳥取大通7丁目5-12
【問】0154-51-1555
【営業時間】11:00〜15:00 17:00〜20:00
【定休日】火曜日

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