DCC1の概要
カリキュラム内容
DCC1のおおよそのスケジュールと講習内容です。
室内講義(酪農学園大学) | ||||
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 |
関連法令 狩猟文化・歴史 シカの生態 アニマルウェルフェア ⋮ |
モニタリング手法 管理計画 疾病 食肉衛生 ⋮ |
食品関連法 解体 捕獲手法 狙撃部位 ⋮ |
わな アーバンディア 銃の取り扱い 弾道学 ⋮ |
海外事例 地域での合意形成 個体群動態 食肉利用・流通 ⋮ |
※ 1日あたり9:00~18:00まで講義予定
※ 講義内容の一部例。開講順は年度毎に異なります
実習・検定試験(西興部村猟区) | |
1日目(13:00〜19:00) | 2日目(8:00〜11:00) |
衛生的なシカの解体実習 安全管理実習 ビームライフル実習 |
検定試験(筆記、実技) |
※ 実習日は西興部村猟区管理協会に現地集合・解散となります
検定試験内容 |
1)シカに関する法令、生態、管理等の知識に関する筆記試験 |
2)食肉衛生、病気等の知識に関する筆記試験 |
3)シカの性齢等に関する識別試験 |
4)安全な銃器(模擬銃)の取り扱いに関する実技試験 |
※ 各試験の合格基準を全て満たすことで認証資格を取得
室内講義:5日間
各分野の専門家により、5日間かけてシカの個体数管理に必要となる幅広い知識に関する講義を行います。 1コマ60~90分とし、関連法令、ニホンジカの生態学、モニタリング手法、食肉衛生、人獣共通感染症、銃器の取り扱い等、に関する講義等を計36時間実施します。会場は酪農学園大学です。
(講義の例)
シカの生態・生息地等への影響について基礎から最新の研究結果まで詳しく解説します。

捕獲個体の歯列による年齢査定や個体数推定手法を学びます。

順応的なシカの捕獲・管理の計画立案、モニタリング、合意形成について実践的に学びます。

実習:半日
実際にシカを用いて、異常の判別方法から、食肉利用に適した衛生的な解体方法を学びます。さらに、屋外でストーキングを想定した安全な銃器の取扱い方法、またビームライフルを使用した射撃姿勢についての実習を6時間実施します。会場は西興部村猟区管理協会です。
(実習の例)

エゾシカ協会のシカ肉認証を受けた食肉解体処理施設においてシカ捕獲個体を用いた衛生的な解体処理の技術を学びます。

フィールドにおけるモデルガンを用いた安全な銃器の取り扱いや屋内でのビームライフルによる射撃技術の実習を行います。
検定試験:半日
実習翌日に、DCC1コース(座学講義、及び実習)で学んだ、効果的なシカ管理のための考え方について理解・習得できたか、4つの項目について検定試験を実施します。各試験の合格基準をすべて満たすことで、認証資格を取得することができます。
4つのうち基準を満たさなかった検定については、後日その試験だけ追試が可能です(別途、検定料が発生します)。追試の詳細につきましては、個別に対応したします。
講師陣の紹介
持ち物
テキストと検定問題集を事前に配布いたします。テキストは室内講義の際に使用いたします。検定問題集は講義では使用しませんが、検定試験は問題集の中から出題しますので、各自の試験対策に活用できます。なお、問題集に解答は含まれません。
実習・検定時は一部林道上で行いますので、野外に適した服装、靴(雨天決行)と筆記用具をご持参の上ご参加ください。
受講料
93,500円(税込)※テキスト及び問題集、検定料を含みます。
受講対象者
受講時に満18歳以上で、この制度に賛同する方。狩猟免許、猟銃所持の有無は問いません。 (野生動物管理に携わる方、鳥獣行政・林野行政職員、農業協同組合・森林組合職員、野生動物管理を学ぶ学生、シカ捕獲に携わる方、シカ肉処理に関わる方等を想定しています。)
※本制度の目的や趣旨に反する方は受講をお断りする場合があります。
宿泊
受講者各自でご手配お願いします。
※西興部における実習・検定期間中は、運営側で宿泊先(西興部ホテル森夢)を仮押さえしております。 料金、宿泊日数について個別にご案内いたします。
お問い合わせ先
一般社団法人エゾシカ協会 シカ捕獲認証委員会事務局
Email deerculling@gmail.com @を半角文字にして送信してください。