伊藤英人の狩猟本の世界

104.『動物と暮らす』齊藤令介著、集英社、1996年

104.『動物と暮らす』齊藤令介著、集英社、1996年

「父と息子の教科書」シリーズ2作目。並のペット本ではない。乗馬、飛び道具は滑車付き弓、パチンコ、ライフル、空気銃。さらに動物の痕跡、急所、皮剥ぎ、解体、ワナはトラバサミ、おし、くくり、そして釣り。これだけの内容がつまった文庫本は空前絶後。

さすがにここまではなかなか教えられない。これを教科書と呼ぶような教育環境は存在するかどうか。しかし! 動物は、無限の可能性を秘めた教材であることに違いはない。